技術情報・バーコードの基礎知識Basic knowledge of the technical information bar code

2次元シンボルの方式

Last Update 2017.1.5

2次元シンボルは、構造的に2種類に分類できる。一つは、碁盤の上に並べた石のような形のマトリックス型シンボルで、QR CodeやDataMatrix(データコード)、MaxiCodeが代表的である。情報の基本単位は、セルと呼ばれる正方形または点であり、それらが格子状に配列されている。一般的に形状が正方形で、2次元シンボルを認識し易くするために、正方形の枠やL字のフレームで囲われているか、ファインダーパターン、ビューファインダまたはブルーズアイ(Bull’s eye)と呼ばれる特徴的なマークがシンボルの中に配置されている。

読取原理は、セルの配置パターンをデコードすることから、スキャニング方式で読み取ることは非常に困難である。したがって、イメージャ(イメージリーダ)で読み取ることになるが、お陰でシンボルの方向に影響されることなく、全方向で読み取ることができる。

もう一つは、バーコードを積み上げた形のスタック型シンボル(多段型シンボル)で、Code49やPDF417が代表的である。情報の基本単位は、シンボルキャラクタ、または、コードワードと呼ばれるバーコードシンボルで、それが縦横に並んでいる。一般的に外形は長方形であり、スタートコードとストップコードに挟まれている。また、行をランダムに読込んでもデコードできるように、行情報を表したロウインジケータが配置されている。

読取原理は、1次元シンボルと同じようにバーの幅を認識するので、従来のレーザスキャナやCCDスキャナで読み取ることができる。この場合、スキャナを手首で上下にスキャンして読み取るか、ラスタスキャン型のレーザスキャナを使用する。また、当然、イメージャでも読み取ることができる。

スタック型とマトリックス型は、それぞれ一長一短あるために、使用用途や使用環境等を考慮して使い分けられている。

マトリックス型
マトリックス型
スタック型
スタック型

GS1(EAN.UCC)は、1次元シンボルとスタック型シンボルの複合化を研究し、合成シンボルを開発した。このシンボルでは、商品コード情報が必要な場合は、従来どおり1次元シンボルのみを読み取る。有効期限やロット番号等の情報が必要な場合は、2次元シンボルリーダを使用してシンボル全体を読み取り、1次元シンボルと2次元シンボルの情報を一つの情報として読み取る。

1次元シンボルと2次元シンボルを独立して配置するより省スペースになり、しかも、バーコードシンボル利用には従来の安価なバーコードリーダが利用できるなど、利用目的に応じて使い分けることができる。

合成シンボルの例
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合成シンボルの例
JAN合成シンボルの例
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